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プラズマ乳酸菌の詳細

ラクトコッカス・ラクティスとは、主にヨーグルトやチーズを製造する際に使用されている乳酸菌の一種なのですが、キリンホールディングスに属しているフロンティア技術研究所と、小岩井乳業株式会社が、ラクトコッカス・ラクティスであるといえるプラズマ乳酸菌が、身体の中に侵入してきたウイルスを認識して、菌を活性化させる効果がある細胞で、pDCとよばれているプラズマサイトイド樹状細胞という免疫細胞が直接活性化するということを発見したのです。
身体の免疫力を高めることによって、風邪などのウイルスや花粉症などに対する抵抗力を高めるためには、インターフェロンαを産生させ、増強することが非常に重要となってきます。
これまでに実施された細胞や動物実験によって、JCM5805株とも呼ばれているプラズマ乳酸菌は、インターフェロンαの産生能を高めてくれる作用などといったような様々な免疫機能を増強する効果があることが確認されており、その機能成分が明らかになってきているようです。

マウスを由来とするpDCを使用して、31の菌の種類で125株にも及ぶ乳酸菌を接触させてみて、インターフェロンαが実際に産生されるかどうか調べてみたところ、ほとんどの乳酸菌は反応を示しませんでした。
しかし、ごく少数ですが、高い活性を示している菌が見つかったのです。
それは、乳製品の中でもチーズの製造に使われているラクトコッカス・ラクティスに属している乳酸菌でした。

そこで、研究チームのメンバーたちは、pDCを直接活性化させる菌のことをプラズマ乳酸菌と名付けて、その中の1つであるラクトコッカス・ラクティスのJCM5805株を使用して、さらに機能を解明するために様々な取り組みを行いました。
その結果、pDCの細胞の中には、ウイルスを認識するための受容体が存在し、プラズマ乳酸菌においても、その受容体において認識されていると考えられます。
そこで、受容体を破壊したpDCにおいても、こちらの菌による活性化能が確認され、TLR9という受容体によって、こちらの菌が認識されることを突き止めたのです。


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