r-1乳酸菌の詳細
R-1乳酸菌というのは、正式名称をラクトバチルス・ブルガリクスOLL1037R-1と呼ばれている菌の名称です。
この正式名称であるラクトバチルスOLL1037R-1を省略して、1073R-1と呼称されることもあるようです。
こちらの菌は、一般的にヨーグルトを製造する工程で使用されている菌の種類の1つです。
特に、牛乳に混ぜることによって、多くの多糖類が生成され、独特の風味や舌触りをもたらしますので、美味しくて身体にもいいものの1つだということもできるのではないでしょうか。
こちらの菌の特徴についてですが、最初はマウスを用いた実験によって確かめられたという経緯があります。
こちらの乳酸菌は、免疫と深いかかわりを持っている白血球を活性化して、病原菌に感染してしまった細胞を殺してくれるという食細胞の働きを促してくれるという効果があります。
このことから、免疫力が増強する効果のある乳酸菌として様々な研究者に認識され、さらには商品化に向けて様々な研究がおこなわれてきました。
この菌を商品化した経緯としては、まず明治乳業が研究している段階で、商品化に先駆けて、R-1乳酸菌が使用されているヨーグルトと多数の被験者を用いて、インフルエンザに対してどのような効果をもたらすかについて調べたのが始まりです。
実験の結果としては、風邪だけではなく、インフルエンザにおいても羅患率が明らかに減少していることが分かりました。
そこで、実際に風邪やインフルエンザの予防としての効果が認められたのです。
こちらの会社では、地域的にインフルエンザの羅患率についても実験をおこないました。
その結果は、R-1乳酸菌を使用した地域と隣接している未使用の地域とを比較してみると、インフルエンザにかかる割合が1/10にまで減らすことができ、この実験についての報告が、マスメディアにおいても大きく取り上げられたのです。
こちらの会社では、このようなR-1乳酸菌がもたらす効果に基づいて、ヨーグルトの分野における新商品をラインナップして販売しているようです。
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